【書評】とてつもない未来を引き寄せる予見力


以下、アマゾンに投稿したレビューです。


5つ星のうち 3.0 過去を捨て去れば未来が視えてくる, 2009/10/22
By 安井 真守 (群馬県高崎市) - レビューをすべて見る
まず最初に、私自身、苫米地氏のファンではありますが、本書に限ってはタイトルの付け方を誤ったと思われます。

もちろん、私も含めて苫米地氏の著書を既に何冊か読んだ事がある人であれば、本書の内容をパラパラと見るだけで「うんうん、そうだよね」と納得できるのですが、苫米地氏の著書を初めて手に取る人が本書のタイトルを見た時、いわゆる「超能力開発」のようなものを期待してしまうのではないかと危惧されるのです。

しかし、実際の内容は過去の著書の延長線上、特に「時間は未来から過去に向かって流れている」という概念をベースとして、「ゴール(未来)の側から現在を俯瞰して見れば、スコトーマ(盲点)が外れて無意識がベストな選択をしてくれる」という方法論を説いていますので、決して「脳の特定個所に意識を集中して瞑想すれば、未来への情報チャンネルが開かれますよ」といった内容ではありません。

さりとて、全く目新しい情報や方法論が説かれていないのかいえば、そんな事は無く・・・

「予見力トレーニング」と称して、未来が見えない原因を一つ一つ解説すると共に、それに対処するトレーニング方法を紹介しています。
その中で、個人的に特に共感したのが「あまのじゃくトレーニング」(80ページ)で、「今までに抱いた願望や価値観を全て否定して、全く正反対の事をやってみる」という事です。

簡単に言えば、「喰わず嫌いを無くす」「他人から勧められた成功法則を疑ってみる」という事なのですが、歳を重ねれば重ねるほど、プライドが邪魔してそれが難しくなります。
もしも、30歳以下の若い人が本書を手に取って、親や教師や上司から植えつけられた「20世紀の価値観」を払拭する事ができれば、必ずや21世紀の主役として活躍する事ができるでしょう。

「過去を捨て去れば未来が視えてくる」
それが、本書に相応しい本当のタイトルだと思われます。
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