時間が巻き戻らない理由

《Copyright》Eddi van W.

誰しも一度は、「あの時点まで時間を巻き戻してくれ!!」と思った事があると思います。

仕事で致命的なミスを犯してしまった時・・・
最愛の恋人と些細な事で喧嘩別れしてしまった時・・・
不慮の事故に巻き込まれて障害を負ってしまった時・・・

しかし、どんなに願っても、やはり時間は巻き戻らない。
そもそも、何で時間は巻き戻らないのでしょうか??

同じく不可避の絶対法則とされているのが、生物の死(いわゆるヘイフリック限界)です。
一応、生物学的には「親の世代と子の世代が競争すると、経験量の差で必ず親の世代が勝ってしまい、子孫の繁栄という本来の目的に矛盾してしまうから」という事らしいです。

また、時間が巻き戻らないという事についても、物理的に考えるのであれば、「そもそも、宇宙自体が現在も膨張しているから」「時間を逆流させるだけの莫大なエネルギーを発生させるのが、実質的に不可能だから」といった理由が出てくるのかもしれません。

しかし・・・
僕はもっと感覚的に、腑に落ちる理由を発見しました。
それは、「時間が巻き戻ってしまうと、これから生まれる筈だった生命が否定されてしまうから」です。
これは、従来の一神教からの脱却論でもあります。
唯一絶対の神が生殺与奪の権利を持ち、一部の宗教の言うように死者さえも自由に復活させる事ができてしまうと、何が起こるでしょうか?

そう、新しい生命が産まれる必要が無くなってしまうのです。

例えば貴方が既婚者だとして、配偶者と共に子供を待望しているとします。
ところが、神が貴方の目の前に現われて、こう言うのです。
「A君とF君とJ君を復活させる予定だから、生存枠が空いてないんだよねぇ・・・だから、悪いんだけど、君は子供作るの諦めてくれる?」

そんな事、到底認められませんよねぇ?

「アンタ、何様のつもりだ!?」
「えっ、神様だけど??」
まるで、コントです。

アインシュタインの相対性理論に拠ると、「時間と空間は同じもの」だそうです。
ならば、少しこじつけかもしれませんが、「時間の不可逆性と細胞の活動限界は同じ事」と言えるのではないでしょうか。

つまり、「時間が巻き戻ったら困るし、唯一絶対の神が存在しても困る」という事です。
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