「ゼロのラベリング」について


さて、今日は僕が試験的に活用している「ゼロのラベリング」というものを御紹介したいと思います。
まずは、苫米地本の読者にはお馴染みの「ラベリング」という手法を、簡単に復習いたしましょう。

ラベリングとは、現在の自分の眼前に在る事象、あるいは懸念している事柄に対して、T(True)、N(Nil)、D(Delusion)という三種類の評価を付けて分類するという手法です。

例えば、貴方が今、手に取っている雑誌に、カッコいいスポーツカーの広告が載っており、反射的に「欲しい!!」と思ったとします。
一般的な判断をするなら、それを手に入れるか(入るか)否かは「予算」という要因を基準にして検討するわけですが、ラベリングの手法に於いては、あくまでも「自身のゴールの達成に関係あるか否か」を基準に判断します。

もしも、貴方のゴールが「世界中の全ての国を旅して見聞録を出版する事」であるならば、当然、「スポーツカーに乗って世界中を旅する」という選択肢も「アリ」ですから、この場合のラベリングは「T」(真実)になります。
是非とも、スポーツカーの購入を検討しましょう。

しかし、もしも貴方のゴールが「日本一の売れっ子漫画家になる事」でしたら、「作品の中に活かす」という条件でも付かない限りは、スポーツカーに乗る事はゴールの達成にはあまり関与しないと言えそうです。
その場合のラベリングは「N」(値無し)になります。

そして、もしも貴方がその広告を見る以前(例えば前日)に、折しも友人が広告と全く同じスポーツカーに乗って颯爽と貴方の前に降り立ち、ワックスでピカピカに磨かれた流線型のボディーをネチネチと自慢していったとします。
この場合、貴方は友人に対して既に「羨ましい」という負い目を背負ってしまっており、その状況で雑誌の広告を見て「俺も欲しい!!」と思ったとしても、それは健全な精神状態で下された判断ではありません。
拠って、ラベリングはTでもNでもなく「D」(幻想)になります。

さて、僕はこのラベリングの手法に、新たにもう一つのラベルを追加してみる事にしました。
いや、もっと正確に言うと、「追加する必要性を感じた」という事です。
それがZ(Zero)のラベルです。
早速、理系の方から「ZeroとNilは同じ事じゃないの??」とツッコミが入りそうですが、あくまでも運用上の便宜的定義ですので、御容赦を。

では、どんな時に「Z」(データ不足)のラベルを貼るか(貼る必要性があるか)というと、主に対人関係についてです。
ハッキリ言ってしまうと、他人を第一印象、つまり外見で判断してしまわないように、自戒の意味を込めて「初対面の相手は全てZ」とラベリングするわけです。

まぁ、恋愛であれば多少は外見が判断要素に入ってしまっても致し方ないかもしれませんが、職場の同僚や取引き先に対しては100%能力で判断すべきなのは言うまでもありませんので、例えば新入社員が入って来た時や、人事異動で上司が変わった時、あるいは取引き先の担当者が変わった時は必ず「Z」とラベリングして、その後の「仕事の成果のみ」で新たに「T」や「N」のラベリングをすれば、外見的な先入観を排除する事ができます。

既に大勢の部下を抱えている管理職の皆さんや、これから会社を興そうとしている起業家の皆さんに、特にお勧め致します。
【広告】

0 件のコメント :

コメントを投稿