【書評】その検索はやめなさい


以下、アマゾンに投稿したレビューです。

5つ星のうち 5.0 そもそも、情報とは何か?, 2010/12/2
By 安井 真守 (群馬県高崎市) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
本書を読んだ後の率直な感想は、人によって極端に二分されると思う。
即ち、「さすが、苫米地さん!!」か「やっぱり、トマベチだよ・・・」かである。

それもその筈で、いかにも「Google活用術」を連想させるタイトルでありながら、表紙を捲ると、いきなり前書きの部分で「情報とは何か」と問い掛けられ、我々読者のゲシュタルトは例によってバラバラと崩壊してしまうわけである。

確かに、読み進めていくうちに、具体的な情報収集術として、
「○○つながりて関連づける」(56ページ)
「ipadが変える生活」(65ページ)
「携帯電話を英語圏化する」(94ページ)
などのテクニックが紹介されているが、137ページからの第五章「情報に惑わされるな」に至ると、過去、多くの著書で語られた苫米地理論の最大骨子である「スコトーマをはずす」という事に帰結してゆくのである。

ここまで読むと、もはや最初に期待した「Google活用術」などは意識の彼方へスッ飛んでしまい、我々が普段、当たり前のように行っているインターネット上の検索行為も、「ひょっとしたら、自分で検索しているつもりが、誰かから検索させられているだけかもしれない」と思うようになってくる。
その最大のヒントが、Googleの検索機能に必ず付いてくるAdwords広告である。

「バックの色が変わった部分。そこはあなたが検索したものではないのです」(133ページ)
「検索エンジンを使用するたびに私たちは個人情報を彼らに教えているのと同じことなのです」(136ページ)

他のレビュアーの方も指摘されている通り、単なる「Google活用術」を知りたいだけなら、本書は読まないほうがいいでしょう。
しかし、三流メディアの支配から脱却して「自分自身を検索エンジン化」したい方には、本書の必読をお勧めします。
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