【書評】今日からポジティブな自分に生まれ変わる


以下、アマゾンに投稿したレビューです。

5つ星のうち 5.0 実践的ワークシートと音源CDのダブル効果, 2011/1/29
By 安井 真守 (群馬県高崎市) - レビューをすべて見る
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今まで、「苫米地本といえば抽象度」というぐらい、世界全体、宇宙全体を高い視点から俯瞰するという全体論、普遍論に重きを置いて書かれたものが多く、本書のように最初から最後まで具体的な方法論を提示した著書は数えるほどしかないという意味でも画期的な事ですが、それに加えて付録の音源CDとのダブル効果で、これ一冊で「過去のポジティブシンキング本は、もう要らない」というぐらい、悩みや不安といった情動の問題に決着をつけています。

特に、本書の核心は71ページからの第四章「自分から脱出しよう」の中で述べられている「重要度を入れ替える」という試みであり、自分が昨日まで重要だと思っていた事も、試しに順番を入れ替えてみると、「大した問題ではなかったな」「こっちの方が遥かに大切だったな」と気付く事ができます。
それにより、90ページで「重要性を入れ替えたということは、あなたとあなたの周囲との関係性が変わったということです」と結論されているように、悩みや不安といったものは、物理的な事実関係そのものよりも、自分自身の思い込みに依って形成されている部分が大きいという事に気付くでしょう。

ちなみに、129ページからの第六章で紹介されている炎を用いた密教的瞑想手法は、西洋では薔薇十字会が千年、二千年もの昔から用いていた手法であり、実は全く目新しい手法ではありません。
しかし、それが今まで一般に紹介されてこなかったのは、本書125ページでも「自分でコントロールできないほどトランス状態になっていると他人にコントロールされやすい状態ということになります」と説明されているように、正しい知識無しに行うと、他人に悪用される危険性があったからだと言えます。

そんな方法を敢えて公開した著者の意図を察すると、現代がそれぐらい「情報格差」の拡がった社会であり、「知る者」と「知らぬ者」との境遇の差を埋めて、一人でも多くの人に幸せになって欲しいという、著者の勇気と優しさであると解釈できます。
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