【書評】アファメーション


以下、Amazonに投稿したレビューです。

5つ星のうち 4.0 何度でも読み返したい「成功法則学」の教科書2012/8/1
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私自身、過去十数年間に成功法則本や成功哲学本の類は何十、何百冊と読んだし、数え切れないほどのセミナーにも参加し、また、○○コンサルタントを名乗る人にも師事してきた。
しかし、そこから得た知識量に対して、「夢が叶った」「幸福になった」という達成感は皆無だった。

さもありなん、それら「過去の成功法則本」に書かれている事柄は、押し並べて「特定の状況下に置かれた人が特定の選択や行動をして成功した例」を言っているだけであり、「法則」という名を冠するには程遠い「ツギハギの成功事例集」に過ぎなかったからだ。

既に、日本では本書の監修者である苫米地 英人氏が「まずは親を超えなさい!」(フォレスト出版)の中で、本書の肝である自己説得術「アファメーション」(smart talk)の具体的な組み立て方を先行して紹介しているので、私を含め、そちらを先に読んだ人にとっては、著者であるLou Tice氏がアファメーションを開発した経緯、そして失敗、そしてまた決意を新たにし・・・といった歴史的背景を知る事により、本書が単なる「成功事例集」ではなく、真に「成功法則学の教科書」と呼ぶに値する事を再確認するだろう。

本書の構成自体は、既に多くの方がレビューしているのでそちらを参考にして頂くとして、私が特に強調したいのは、どんな職業、どんな立場に就いている人が読んでも当て嵌まる、アファメーションという技術の普遍性の高さである。
先述したように、過去の成功法則本には「成功したければ優良な人脈を築きましょう」などといった事が当たり前のように書いてあるが、例えば工場のライン仕事に従事して日銭を稼いでいるパートの人間が、一体いつ、どのようにすれば、世から羨望されるようなミリオネア達とコネクションを築けるというのであろうか??

「それを実践した人がいます」
そう、ほんの一握りね!!

しかし、本書は、そういった過去の成功法則本に書かれているような事例には目もくれず、「自己責任で目標を設定する」「自分で自分を変える」を至上命題とし、起こりやすい誤解や失敗をこれでもかというぐらい想定して、それらを回避、克服する方法を具体的に明示している。

第三章 「したい」vs.「しなければ」(72ページ)
第五章 心理的盲点を克服する(133ページ)
第十四章 フィードバックを求め、間違いを正す(323ページ)

本来であれば、文句なく星五つの内容だが、訳本にありがちな「日本人にとって違和感のある文脈」は所々に散見されるので、(著者のミスではないが)星は四つとさせて頂く。
理解を完全なものにする為に、是非とも、先述した「まずは親を超えなさい!」と併せて読んで頂きたい。
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