ストレングス・シンボル

《Copyright》Aurore Dechambre

「セックス・シンボル」という言葉をご存知だと思う。

一般的には「性的な魅力によって人気を得ている人物」と解釈されている。
古いところでは、女性ならマリリン・モンロー(Norma Jeane Baker)、男性ならエルビス・プレスリー(Elvis Aron Presley)が挙げられるだろうか。
カタカナで「セックス」と書くと、どうしても卑猥な意味に捉えてしまいがちになるが、単純に「モテる男、モテる女の代表者、象徴」と捉えても、運用的な定義としては差し支えは無い。

さて、「○○の代表、象徴」という意味合いで用いられる「○○シンボル」という言葉は、他に何が挙げられるだろうか??

あれっ・・・

そう、いざ問われると、出てこないのだ。
精々、「ステータス・シンボル」 ぐらいだろうか。
ステータス・シンボルとは、「その人の社会的な地位や身分を象徴するもの」 という意味で、20世紀末のバブル経済華やかなりし時に、盛んに使われた言葉である。
今にして思えばバカらしい話だが、例えば「社長のベンツ」などという慣用句(?)は、その典型例である。

そんな前置きを踏んだ上で・・・
私は「この21世紀に流行らせたい言葉」として、「ストレングス・シンボル」という言葉を提唱したい。

「ストレングス」(strength) とは、直訳すれば「力」や「力強さ」、あるいは「体力」「耐久力」などを指す言葉である。
当然、「パワー」(power)とは何が違うのかと問われそうなので、辞典上の定義を説明すると、「power」の方は「人力」(例えば腕力)だけでなく、自動車や発電機等の「機械の出力」や、川の水や風の流れといった「自然の力」も含めた、非常に広い範囲を指す言葉である。

それに対して、「strength」の方は純粋に「人力」、つまり、腕力や体力、忍耐力や耐久力などを指す言葉である。
用法としては、誰かが「あの人は、我々のストレングス・シンボルだよね」と言った時に、それが「皆に力を分け与えてくれる存在」 「先頭に立って手本を見せる存在」を指している、という訳だ。

もっとも、「先頭に立って手本を見せる存在」と言うと、「それって、リーダーの事じゃないの??」と思われるかもしれない。
はたして、その通りである。
つまり、今まで我々が「リーダー」と呼んでいた存在を、「ストレングス・シンボルと呼び替えましょう」と主張したいのだ。

その理由は単純明快で、「リーダー」という言葉は、あまりにも濫用され過ぎて有難みが無くなってしまったからです。
例えば、皆さんの職場の中の、皆さんが所属する部署の中で、責任者や代表者を決める会議の際に「リーダー」に推薦されたら・・・嬉しいですか??
それまでとは比較にならない程の権限と、相応の昇給が保証されでもしない限り、「リーダーに推されるなんて、まっぴら御免だ」という人の方が多いのではないでしょうか??

その事が何を意味するかと言えば、もはや「リーダー」という言葉は羨望の的でも能力の証でもなんでもなく、単純に「厄介事を押しつけられる役目」「他人の失敗の尻拭いをする役目」という、消極的な意味合いに転化してしまったからではないでしょうか。
確かに、「君はリーダーなんだから、他の者より早く出勤して手本を示さなきゃ駄目じゃないか」などという言い方は、いかにも経営者が使いそうな「作為的運用」ですよね。

今日から私は、皆さんにとっての「ストレングス・シンボル」を目指します。
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2 件のコメント :

  1. 僕も目指したいです!…が、僕の場合『無意味かつ有害な社会的ルールを積極的に犯す』という方向に行きそうなので、まずは『無意味かつ有害な社会的ルール』とは何か?というところから熟考してみたいと思います。

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  2. >1 パルさん
    「長男が家業を継ぐのは当たり前」「お辞儀の角度は45度」みたいなヤツですかww
    いいですね、一緒に犯しましょうΣd(`∀´メ)

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