表と裏

《Copyright》Kristaps B.

今日もまた一つ、皆さんに疑問を投げかけて、ゲシュタルトの分解・再構築を促したいと思います。
今日のテーマは、「表と裏」「本音と建前」といった事についてです。

私達は普段、さも当たり前であるかのように表と裏、つまり本音と建前を使い分けて(いると思って)います。
しかし、 そもそも、心に表と裏なんて存在するのでしょうか??

こう書くと、「そんなバカな、誰だって仕事中にお客さんに話してる建前と、夜になって酒を飲みながら吐露する本音を使い分けてるに決まってるじゃないか」と言われてしまいそうです。
確かに、「情報内容」としては、昼間にお客さんの前で話している「セールストーク」と、夜になって親友にコッソリと打ち明ける「極秘情報」では、かなりの違いがあるのかもしれません。

しかし、私の場合ですと、いつの頃からか意識の中で本音と建前という「分け方」が無くなり、代わりに「重要度群」「緊急度群」「その他の雑多な情報」という分け方をするようになりました。
どういう事かと言うと、例えば普段、ブログやTwitter上で「これは重要な問題だから皆に教えなきゃ、ただし、誤解を防ぐ為に文章はよく考えて練り上げる必要はあるな」という事に関して、その重要度が高い順に文章を考えて投稿しています。それが重要度群という事です。

ところが、そこに「緊急なので、一秒でも早く拡散すべき情報」が割り込んできたとします
例えば地震速報の類ですとか、自分の家の近所で起きた重大な事件や事故、あるいはデマゴギーの類を鎮静させる為に、より信憑性の高い情報ソースを提示したりと、「文章の細部はカッコつけなくていいから、とにかく一秒でも早く皆に報せなきゃ」という事柄については、「重要度よりも優先順位が勝る扱い」としてタスクに割り込むわけです。それが緊急度群の定義です。

つまり、私の発言基準は「表と裏」「本音と建前」ではなく、
「緊急度>重要度>その他」
という順番になっているという事です。

こうして観ると、本音と建前という分類の仕方は、味や臭いで毒物を感知したり、音程の高低を聴き分けたり、あるいは空間と物体の位置関係を把握したりといった「生得的な脳機能」ではない、という事がお解り頂けると思います。
つまるところ、本音と建前というのは「誰の前で発言するか」を基準とした、情報の分類方法の一つであって、必ずしも皆がそれを真似する必要は無いという事ですね。
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