【連載】うつ病予防マニュアル まえがき


 まえがき

 まず、最初にお断りしておきたいのは、この連載記事の題名や本文中で何度も「うつ病予防」「ウツ予防」という表現をしているが、それは私が医師免許を持った精神科医ではないからである。
 本来であれば、堂々と「完全うつ病治療マニュアル」と謳いたいところではあるが、それをやってしまうと(おそらく)医師法違反になってしまうので、仕方なく「予防」という体裁をとらせていただく。

 とはいえ、私が精神科医ではないからといって、この病気に関して何も考察を述べる資格が無いかといえば、もちろん、そんな事はない。
 その根拠は、まず第一に、私自身が会社の上司のパワーハラスメントによって鬱病を発症し、この病気に今現在も苦しめられている多くの方々と同じように、無気力な月日を過ごしてきたという経緯がある。

 本連載は私という「うつ病を克服した者」の治験記録でもあるのだ。

 そして第二に、こちらの方がもっと重要なのだが、「薬を飲んでいるだけでは鬱病は殆ど治らない」という事実である。
 この点に関しては、別に鬱病に限らず、現在叫ばれている日本の「薬漬け医療」の現状を見れば異論を唱える人はいないだろう。

 私達一般の人間は、どうしても肩書きやブランドといったものに弱く、テレビや雑誌で紹介されている一部の「専門家」の意見や、長年売れているメーカーやブランドの広告といったものを盲信してしまいがちである。

 もちろん、それらの専門家の意見や、メーカーが築いてきた実績の全てが間違っているなどと、それこそ医師でもない私が声を大にして叫ぶつもりも資格も無い。ただ、私は皆さん一人ひとりに、もう一度落ち着いて熟考して欲しいだけである。

 何を熟考して欲しいのか?

 それは、あなたにも必要なものですか?

 という質問を、である。

 私達国民は、薬やサプリメントいった類のものを「飲まされている」という事にいい加減、気付いた方が良いし、もっとハッキリ言ってしまえば、自分の価値観や幸福とは無関係に、会社や社会から働かされているという事にも気付いた方が良い。

 「そもそも、私はどんな人生を送りたかったのだろう?」
 「子供の頃に想い描いた夢を、いくつ実現できているだろう?」

 そこまで深く掘り下げて考えないと、人の世から「ウツ」が無くなる事は決して無い。本連載記事が鬱病のみならず、人類が抱えるあらゆる心の病からの解放の契機に繋がれば幸いである。

【連載記事】うつ病予防マニュアル まえがき
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