英語脳の作り方


「IQアップ」や「モチベーションアップ」という言葉と共に、ここ数年ほどでクローズアップされてきたのが「英語脳」という言葉です。

もちろん、この言葉を欧米人が聞いても意味が分からないとは思いますが、そもそも、言語の形態や歴史、生活習慣に至るまで何から何まで違う欧米人の言葉を、私達日本人が100%理解して使いこなすのは至難の技です。

また、自己流でとにかく英語の勉強を重ねて、ある程度は身に付いたとしても、

「文章の読解や作文は得意だけど、リスニングが苦手で会話の方はサッパリ…」
「日常会話はどうにか話せるようになったけど、ビジネスシーンに挑むにはまだまだ…」

と、伸び悩んでいる人は多いでしょう。

なぜ、日本人は英語が下手なのか?

この根本的にして永遠至上と思われるテーマは、言語学の研究者のみならず、留学経験者や海外に赴任するビジネスマンなど、立場を問わず昔から議論され続けてきました。
必ずと言っていいほど主語から始まる代わりに、一行の文の中で「掛かり受け」がアチコチに飛ぶ英語。
必ずしも主語から始まらず、なおかつ断定せずに多重な「含み」を持たせる事が多い日本語。

文化人類学的な説明としては、

「狩猟民族の場合、目の前にいる相手が味方とは限らず、なおかつ集団の人数の多少がそのまま生存確率に直結した為、一人称と二人称、単数と複数を最初にハッキリと伝える必要があった」
「農耕民族の場合、長期に渡って作物の成長を観察、予測しなければならなかった為に、目の前の現状だけでなく、こうなりそうだという未来の可能性も含ませて伝える必要があった」

という事らしいですが、それは「そもそも」の話であって、「どうすれば上達するか?」という説明にはなっていません。

なので、結局は単語帳を使って膨大な数の単語を覚えまくったり、海外の映画やドラマをたくさん観てヒアリングを鍛えるという非効率な方法しかありませんでした。
20世紀の間に進化した事と言えば、紙の単語帳が電子デバイスに置き換わった事と、DVDの普及で海外の映画やドラマが入手しやすくなった事ぐらいでしょうか。

もちろん、ネイティブが講師を務める英会話スクールに通うのが一番の近道ではありますが、金銭的な負担が大きいので「誰にでもできる勉強法」ではありませんでした。

英語で英語を理解する

「英語をいちいち頭の中で翻訳してはいけない」
「英語は英語の意味のまま理解すべし」

アメリカの大学院で計算言語学の博士号を取得し、その後、ハーバード大学医学部との共同プロジェクトで脳機能学を研究した天才科学者である苫米地 英人氏は、そう言い切ります。

なるほど確かに、私達日本人は通常、英語を見聞きした時に「えーと、traditionalってのは伝統的って意味だったよな」とか、「えーと、この場合のthatはここに掛かるから…」などと、必ずと言っていいほど日本語モードのまま英語を理解しようとしています。
しかし、それ自体が大きな時間のロスであると同時に、本来の英語圏の文化風習そのものを理解する妨げになってしまう…というわけです。

もちろん、そうは言っても、英語を英語の意味のまま理解するという感覚がどうしても腑に落ちないという人も多いと思いますが、私達が今まさに使っているPC、つまりコンピューターの発祥を思い出してみて下さい。

「Computer」それ自体はアメリカで発明と発達を遂げたものであり、それが日本に持ち込まれた時に一応は「電子計算機」という和名が付きましたが、それでも私達は「コンピューター」という読み方と意味のままでそれを利用している筈です。
オーディオやスピーカー、エンジンやミッション等も同じでしょう。

その要領で(ネイティブの人達がそうであるように)、日常生活の場面全てを英語で捉えてやればよいわけです。

英語脳化を実現する特殊な音源CD


英語は逆から学べ! 超バイノーラル&超デュアルインダクションCD
発売元:フォレスト出版

《CD収録内容》
・全32例題
・33曲目が「英語が頭の中でグルグル回る」音源(11分16秒)

本書はイラストを基にした状況設定のスクリプトを見ながら、付録のCDでその発音を聞き取るという形式が用いられています。

もちろん、それだけであれば過去にも似たような教材はいくらでもありましたが、本書の音源CDが他の教材と革新的に違うのは、人間の頭部を模した形状のマイクを使って会話を録音するという、ユニークな手法が採られている点です。
これにより、スクリプトの状況設定を頭の中で「英語の臨場感のまま」再現する事に成功しています。

試しに、この音源を聴きながら英語サイトを閲覧してみて下さい。
数十分続けている内に、日本語を介さずに「英語で英語を理解する」という感覚が、理屈ではなく実感として養われます。
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